トニーさんの備忘録

アメバより引越しの為、古い記事も再掲載しています

A80 Pro の unlockメモ

A80 Proは、何度かアップデートしたAndroid 10で動作しており、工場出荷リセットを実行してアカウント設定やWifi設定などを行っていない状態のものを使用している。

(OSの設定はキャンセルできる部分は全て飛ばし、ホーム画面まで実行可能)

作業中にユーザー領域および、アプリが初期化される可能性があるので、バックアップないし、消しても良い状態にする。(恐らくunlockと同時に初期化される)

また、作業で使うWindowsにはadbとfastbootの両コマンドを実行可能な状態する。

USBドライバをインストールしており認識済とする。

 

(当メモは自己作業のメモなので、破損等が起きた場合でも自己責任でお願いします)

 

1.本体を開発オプションでoemロック解除及び、USBデバックをオンにする。

  「設定」→「デバイス情報」→「ビルド番号」:複数回タップ

  「設定」→「システム」→「開発者向けオプション」

  「OEMロック解除」:オン

  「USBデバック」:オン

 

2.パワーボタンを長押しでシャットダウン

  画面が消えても、シャットダウンが完全に終わっていない時があるので暫く待つ。

 

3.画面を縦に見てボリュームボタン+パワーボタンを同時に長押し。

  15~30秒ほど押しっぱなしになり、画面中央にメニューが表示されるまで離さない。

 

4.下記のメニューが表示される。

  Recovry mode    ←工場出荷HWリセットなど

  Fastboot mode    ←★今作業のモード

  Normal mode    ←通常起動

  注意)このメニューは、ボリューム上ボタンで項目を選択し、ボリューム下ボタン

     で確定を行う。上ボタンを何度か押すと先頭に戻るようになっている。

 

5.Fastbootに入ったあと、下記のコマンドを実行する。

  尚、Fastbootに入った後、Windows側のドライバが正常に認識していない場合、

  コマンドは受け付けず、待ちの状態でカーソルが返ってこないので、Windows

  デバイスマネージャーの「その他」にAndroid Phone」があった場合、ドライバの

  更新で手動選択をし、

  「Android Phone」→製造元「MediaTek」→「Android Bootloader Interface」

  を選択する。

  デバイスドライバが正常に機能していない場合は、下記のコマンドを実行しても

  待ちの状態になり、スタックする(Ctrl+c)で停止。

  >fastboot devices

 

6.デバイス認識がOKであれば、アンロックを実行。

  >fastboot flashing unlock

 

  ワーニングメッセージが出るので、OK。

 

7.エラーが発生する場合、開発者オプションでOEM解除をしていない場合がある。

 

8.コマンドで再起動するか、パワーボタン長押しで再起動する。

  >fastboot reboot

 

9.再起動後、開発者オプションのOEM解除がグレーで動作不可なら成功。

 

 

追記.

この後、起動中OSと同じFirmwareファイルがあれば、Magiskも適用可能。

2023-10現在、Magisk26.3 root化、TWRP3.6.2の実装完了。

ファレホで塗装&洗浄

前回は、ごちゃごちゃと説明も含めて書いてしまったので、箇条書きで説明なしでまとめ。

自己流なので

 

実行前手順(モデルカラーの場合)

1.エア圧1.7~2.0で調整

2.エアブラシカップ内に「FLOW IMPROVER」を少量入れる

3.うがいをし馴染ませる

4.筆でカップ内になじませる

5.「FLOW IMPROVER」を少し吹いてノズルまでなじませる

6.混合済(FLOW IMPROVER+THINNER)と塗料を1:1で入れる

  (0.2mmのブラシの場合、混合済1.5~2:塗料1)

7.筆でかき混ぜる

8.テスト吹き(線吹きと砂吹き)

9.塗装実行

 

終了後洗浄

1.残った塗料を捨てるかキムワイプで吸い取る

2.カップ内の残った塗料を拭き取る

3.THINNERを少量入れる

4.入れたTHINNERを使い、筆でカップ内の洗浄

5.4に引き続き、うがい

6.汚れたTHINNERを吹く

 (この時、ニードルを塗装した時と同じ位置にしておく)

7.3の作業を繰り返す(うがいで汚れなければOK)

8.CLEANERを少量入れる

9.キレイな筆を使い、CLEANERを利用しカップ内、ノズルなど汚れた部分を洗浄

10.CLEANERをニードルを絞った状態から徐々に広げながら吹き切る

11.コンプレッサーの電源をオフにし、残った空気で水向きをする

 

 

注意1:塗装項目2で「FLOW IMPROVER」の代わりに水や「THINNER」を使った場合、カップ内の塗料が乾きやすい。また、つまりも起きやすい。

 

注意2:洗浄項目3で精製水や水を使っても良いと思いますが、乾いた塗料が溶けきれないままノズルに行く場合があるので、フルメンテが頻繁に発生する場合がある。

 

塗装中に塗料の出が悪くなった時

(チェック順)

1.ノズル先端にTHINNERをキレイな筆で洗浄する

2.コンプレッサーの水抜きをする

 (湿度が45%前後又は以上の場合、これが原因で塗料が吹けなくなる場合が多い)

3.混合THINNERと塗料の比率が悪く硬すぎる→混合THINNERで薄める

 

ダブルアクションのエアブラシで空吹きの時にカップ内にエアが逆流する場合

 →ノズルかニードルが曲がっている場合がある

  →ニードルを転がしてニードルが曲がっているか確認、曲がっていれば交換

  →ノズルが曲がっている場合は、ノズル経にあったステンレスパイプで調整するかメーカーにメンテナンス依頼を出す

 

 →上記がOKの場合、ノズル部分でエア漏れを起こしている場合がある。水を垂らして泡が出ている部分を探しパッキン交換又は、エアブラシメンテナンスキットのノズルシール剤を少量ネジ部分に爪楊枝などで塗布する

  (ネジ部分全体には必要なく一か所に極少量。ネジを閉める際に全体にいきわたるため)

 

上記で直らない場合、メーカーへメンテナンス依頼

 

エアブラシでファレホ(出費、匂い最小限)

エアブラシでファレホ(出費、匂い最小限)

 

10年ぶりに模型作りに復活。

記載事項は、素人の独自塗装なので正解なのか不明です。

下記方法で塗装をしても、筆者は責任を持てませんので、自己責任でお願いします。

 

まず、できるだけ安価にエアブラシの塗装環境を揃えてみました。

 

コンプレッサー

以前はタミヤの「SPRAY-WORK HG REVO」を使っていました。

今回の復活にあたり Raywood 様の

「PROFIX NITRO-COMP ニトロコンプ V1」を購入。

 

1万円台で空気圧の幅も広く、付属品も充実しておりレギュレータも付いています。

他社でも同様の機種を発売していますが、流石に1万円台では購入できないので多少の経験がある方が復帰等に使うにはもってこいだと思います。

 

エアブラシ

これもRaywood 様のTH-A01の0.3mmを購入しました。最近は、3千円台でエアブラシが購入できる時代になったようで、昔に比べると天国状態です。

ただ、1点気になったのが、以前はクレオス様のエアブラシを使用していたのですが、比べるとパッキンが多くの接合部分に使用してある事です。1万円台のエアブラシに比べ、ネジ山などの加工時に精密さが考慮されていないため、パッキンでエア漏れを防止していると思われます。但し、だからと言ってエア漏れが起きるわけではなく通常使用では驚くほど綺麗に吹けます。

このパッキンは、フルメンテナンスのような洗浄を行う時にネックになります。

クレオス様のエアブラシでは必要最小限のパッキンで、クリナー(洗浄液)のドボンで多少の時間をおいても、パッキンが無い部品が多いので問題ありません。

TH-A01の場合、様々な部分にパッキンがあるので、それを全部外す必要があります。

この差を大きく見るかは、使用者の几帳面な部分次第です。初心者で安価に始めたいような方には向いていると思います。長年使うには、交換用のパッキンなど購入する必要があると思います。

 

フィルター

最近では、エアブラシ本体直下にフィルターが装着できるようで、上記コンプレッサーにも水のフィルターが付いていますが、この他にもあったら良いとのことで、タミヤエアーブラシ用フィルターを購入。安価ですが、内部の掃除等が出来ないので埃などは取れないかもしれません。どちらかというと水分用なのでしょう。

 

エアブラシ交換ジョイント

これは、あっても無くても良いと思いますが、エアブラシを洗浄する際や口径の違うエアブラシに交換する際には便利です。購入したのは、ウェーブ 様のHG クイックチェンジ ジョイントセットです。アマゾン等には、中国製のものが多く安価で手に入りますが、エア漏れが起きてほしくないので、信頼できるメーカーをチョイスしました。

 

その他

洗浄用の筆として100均の筆セット。

100均の化粧品売り場にあるぼかし筆(ウェザリングで使用可能)

100均の園芸品売り場や調理用品売り場にある先が尖った調味料入れ(水や溶剤を入れるのに便利)

100均の小さいジョウゴ

100均タオル(雑巾として使用)あると家族に怒られません!

筆洗浄用のビン(ピクルスの空ビンを使っています)

ファレホの場合、攪拌ボールを購入した方が良いです。(モデルカラーの場合、6mm)

 

筆塗もしたい場合

キッチンタオル、キッチンシート、お惣菜のトレイ(焼き魚のトレイは匂いが取れないので不可)

筆(これは良い物を選んだ方が良いです。安いものは直ぐに捨てるようになります)

私が使っているものは、面相筆極細 神筆1000円オーバー、3mm幅の平筆(ホームセンター)500円前後、丸筆2号(画材屋)1000円前後

この他、タミヤの安い筆を使ってみましたが、HG系以外は納得いくものではありませんでした。

 

あると良いもの

100均系:プラスチック粘土、UVレジン液、硬化用LED(300円程度)、プラスチック粘土用の鍋

(これは破損した部品の再生や単純部品の再生に使用しています)

100均の作業カッティングマット

 

できるだけ安くするため、出来るだけ100均で揃えます。

 

塗料

ファレホ モデルカラー(vallejo MODEL COLOR)

ファレホ エアブラシ用シンナー 71161(vallejo AIRBRUSH THINNER)

ファレホフローインプルーバー 71562(vallejo AIRBRUSH FLOW IMPROVER)

ファレホエアブラシクリーナ 71199(vallejo AIRBRUSH CLEANER)

薬局などで入手可能な精製水(高くても200円しないと思います)

 

ファレホのメリット

・1番は塗料の種類が豊富

 (微妙な違いの色がある)

・プライマサーフェイサの使用感が良い

・匂いが少ない

 (無臭ではありませんがラッカー系より全然良いです)

・水での希釈や洗浄が可能

 (性能的には落ちます)

 

ファレホのデメリット

・入手方法が限られる

 (ボークス様店舗又は通販になりますが、色を確かめながら選択するには店舗に行く必要があり、近隣に店舗がない場合は諦めた方が良いと思います)

・ペイントリムーバでリセットする場合溶けずに剥がれるイメージになる

 (歯ブラシ等で擦る必要がある)

・特にモデルカラーですが、塗料が硬いので6mmの攪拌ボールでも攪拌困難

 

タミヤアクリルの場合、塗料の豊富さは欠ける事とプライマサーフェイサが市場に少ない事を除けば、ファレホのメリットと同様です。ファレホのデメリットで塗った塗装のリセットをする場合では、タミヤアクリルの方が断然有利になり逆にメリットに入ると思います。タミヤアクリルの場合、トップコートをしていなければ、数年経ってもリセット可能で、リセットにはペイントリムーバのような特殊溶剤は必要とせず、緑の液体のマジックリンに漬けておけば溶けます!また、マジックリンなので地を荒らす事もありませんので、エアブラシでも筆塗でも練習用に使用するには最適です。

 

入手方法に関しても、ラッカー系ほどではありませんが、安価で入手できる店舗も多く存在しています。タミヤアクリルのデメリットは、色種類の数と独特な薬品のような匂いでしょうか。これはメリットになりますが、塗料のビンはフィギュアを塗装を行う際の台座になり、両面テープとビンで快適に塗装できます。

 

シタデルも試しに購入してみましたが、隠蔽力などは申し分ないし、特殊効果を付けやすいと感じました。但し、値段が高い!これに限ります。

入手性は、タミヤアクリルとファレホの中間に位置します。使い勝手と乾燥速度、隠蔽力、無臭性は良いと思いますが、入手性が悪ければ使う意味が薄れます。前記よりシタデルは特殊効果に必要な個所だけ使う方が無難だと思います。

シタデルでお気に入りは、「SHADE」です。筆塗になりますが、エナメルの墨入れにはない表現が可能です。

 

また、この他の塗料としてクレオスの水性やアクリジョン、MISSION MODELS PAINT、GreenStaffなどの無臭塗料がありますが、色の種類数、入手性の悪さが目立ちます。

 

簡単に使用感だけ説明します

 

クレオス(水性系)

特にアクリジョンのベースカラーが使いやすく隠蔽力が高いと思います。但し、種類が少ないのと最近では置いている店舗が激減しています。恐らく、ラッカー系を押しているので水性系は力を入れていないように思えます。(感想なので実際はわかりません)

ミリタリー系には向いていないように思えます。なので、ガンプラ等でもリアリティな表現をするには、物足りなさを感じました。

 

MISSION MODELS PAINT

正直なところ、ここに加えてよいのか悩みます。と言うのも2023年現在では入手が激難です。また、海外塗料なので価格もそれなりに高い事から色の種類はあるものの苦労して使うまでには行かないと思います。但し、ゴールドやシルバーの発色の良さは高いレベルにあると思います。

 

Green Stuff World

これも上記と同様で、入手困難です。因みに海外からの取寄せで発注から入手まで1カ月ほどかかります。但し!無臭のクローム系やゴールドでは群を抜いています。発色、鏡面は試す価値があると思います。ラッカー系では鏡面系の塗料は多数ありますが、ガンダムマーカーと同じ性能のクロームがあり、更にゴールドもかなり良い感じになると思います。

 

以上は、私的感想なので、実際とは異なる事があります。参考までに捉えて頂ければと思います。

因みに、ラッカー系は匂い問題で全て排除しています。

 

 

希釈について

モデルカラーを使う場合、エアブラシ用のシンナーを配合します。

フローインプルバー2:シンナー3 でエアブラシ用のシンナーを作ります。

計量には、100均の調理用具売り場に計量カップがあるので、それを使用すると良いと思います。また、配合したシンナーを保存しておくためのワンプッシュソース入れも同時に購入しておくと良いと思います。

(ワンプッシュスプレータイプだと飛び散るので、不向きです)

 

上記の配合済シンナーとモデルカラーを1:1で使用します。

(湿度、室内温度などの環境により多少増減します)

 

ファレホのカタログベースでは下記のようになっているようです。

 

モデルカラー、ゲームカラー、パンツァーカラー

希釈→6:4(塗料:溶剤)

エア圧→0.15MPa(詰まる場合は0.17~0.22)

 

モデルエアー、ゲームエアー

希釈→なし(原液のまま)

エア圧→0.1MPa

 

メカカラー

希釈→なし又は9:1

エア圧→0.15MPa(詰まる場合は0.17~0.22)

 

 

塗装実施(モデルカラーの場合)

  1. エア圧は、上記コンプレッサの場合、黒の目盛りで1.5に調整
  2. フローインプルバーを3滴程カップに入れエアブラシ内に馴染ませる
  3. 上記で完全に吹かず少量を残す(吹いてしまった場合、1,2滴追加)
  4. カラーと溶剤を5:5で希釈した塗料を入れる
  5. 吹き具合を見て調整
  6. 砂吹き→本吹きを繰り返す(ダブルアクションのボタンで調整)
  7. ノズル先端が固まりやすいので、頻繁に溶剤又は水で筆洗浄をする
  8. 湿度により変化しますが、水抜きボタンで水を抜く事を忘れずに。

タミヤアクリルの場合は、2でペイントリターダを使用。

また、タミヤアクリルの場合は、希釈率が変わります。カラーにより粘度が違うので個別に調整が必要。

砂吹き、本吹き、線吹きはエアブラシと塗料面の距離で調整。

(筆者の独自方法なので、正式な塗装方法はプロの方の方法を参照してください)

 

 

洗浄について

  1. 残った塗料をキムワイプ又はテッシュで取り除く(テッシュの場合、屑が残ります)
  2. 精製水又は、水でうがいと筆での掃除、吹き切りを繰り返す
  3. カップ内の固まった塗料とノズル先端ををシンナーと筆で溶かし吹かずに捨てる
  4. シンナーを数滴、カップ内に入れ吹き切る(テッシュなどに吹き色が出なければOK)
  5. エアブラシクリーナを数滴、カップに入れて最終洗浄
  6. コンプレッサーを切る時に残エアを水滴除去のボタンで抜く

 

3で捨てるのは、固まった塗料が剥げる時があり、固まりがエアブラシに入る場合があるので、それを内部に入れないようにするため、捨てます。また、シンナーで取れない場合は、エアブラシクリーナを使い落とします。

タミヤアクリルカラーも、ほぼ同等の作業です。

 

 

 

 

八興販売 PEC-2X4-10 を買ってみた感想

ウォータポンプ用で、やわらかいチューブを入手する必要がありヨドバシから「八興販売 PEC-2X4-10 」を買ってみた。

ページ上では、軟質と記載があり目的用途には良いかもと思ったが、日本語って難しいですよね・・・

まあ、確かに鉄パイプにような硬さはないので、多少は曲がります。

この多少を軟質と認識するのであれば、それはそうなのでしょうけど実験材料やチューブの専門家ではないので、軟質を意味するやわらかさが一般的にどのようなものか知る由もありません。

使用する機器で直接設置し使用しようと思ってましたが、この硬さでは使えません。また、現状に連結しようとも思いましたが、切り口も硬く、連結できないようです。

 

今回の教訓としては、素人はチューブを通販で買うべからず でした。

 

 

 

Blackview A80 Pro 2020年モデル Firmwareアップデート

前記事に引き続き、格安スマホのA80 ProのFirmwareアップデートを行う。

事前用意としては、BlackviewのBBSよりSP_Flash_ToolとA80Pro_EEA_M557Bの

FirmwareをDL。

 

上記の2つが揃ったら、下記の手順でアップデートを実行。

前回、TECLASTの時も同様だったが、今回は特にユーザー環境やシステム環境、アプリの初期化が行われる可能性が高いので必ずバックアップを取るか、工場出荷に戻る事を前提に作業を行った方が良い。

 

★MTKドライバのインストール(重要)

A80がシャットダウン状態で、WindowsにUSB接続すると、Windows側では入力デバイスとして認識される。この状態のときに、WindowsUpdateのオプションインストールを実施するとMTKドライバのインストールができるようになる。

予め標準ドライバをインストールし、再起動しておくとスムーズに作業が進む。

 

1.SP_Flash Toolと、Firmwareを解凍。(スマホは未接続)

注:Firmwareは、Linuxをやっている人には馴染みであるが、拡張子がtar.gzで圧縮されている。Windowsで7zを使っている人は、1度目でtarに解凍し、tarを再度解凍すると使用するファイル階層の状態となる。

 

2.1で解凍したツールのSP Flash Toolの中にflash_tool.exeがあるので、該当ファイルを実行。

 

3.実行後、optionのDownloadDA DL Allの中の2つのチェックボックスをオン。

 

4.optionを閉じて、Downloadタブの「Download-Agent」は同一フォルダ内の

「MTK_AllInOne_DA.bin」を指定。「Scatter loading file」はFirmware内の

「MT6757_Android_scatter.txt」を指定。

 

5.上記の設定を行うと画面の一覧に各パーティション一覧が表示される。

 

6.A80をUSB接続せずに完全シャットダウン。

 

7.Flash Toolの画面上部に下矢印の「Download」ボタンをクリック。

 

8.ここでA80をシャットダウンのまま、USB接続する。

 

9.ここまでの作業が正常であればFirmwareのアップデートが実行される。

 

10.終了したら、電源ボタン長押しでA80を起動。

 

11.工場出荷に戻っている場合、起動までの時間がかなりかかる。

 

12.正常起動し、設定が終了したらオンラインアップデートを実行。

 

13.700M前後のアップデートが実行されるので、更に時間がかかる。

 

11の時点で、Android 10にアップデートされているがセキュリティアップデートがあるので、12以降も必要と思われる。

 

前回同様に、Firmwareアップデートは文鎮化、データの消失等のリスクを伴うので自己責任の上、必要と思われる方のみ実行すること。

 

 

TECLAST P20HD Firmware アップデート

2020年末に購入したP20HDのFirmwareがオフラインでアップデートされていたので

手順を記載しておきます。

 

TECLASTより該当のFirmwareを入手するのですが、型番が必要との事で調べてみると

私が所有するP20HDは「N6H3」という事が判明。

メーカーページより型番入力を行うと「N6H1」が該当したのでDLを実行。

DLしたファイルはRARなので、7zなどのソフトで解凍すると、ドライバ及びFirmware

アップデートで使用するソフトが展開される。

 

以降は、下記の手順でアップデートを実行。

注意:下記を実行すると、ユーザー領域、及びシステム領域が初期化され出荷時の状態になるので予めバックアップを推奨します。

1.ドライバのインストールを実行。(Upgrade Driver)

2.P20HDをUSB接続。

(USBハブなどで繋ぐとエラーになる場合があるのでPC本体に直接繋いだ方が良いかも?)

タブレット本体のUSB設定変更の必要なし)

3.アップデートツールを実行。(Upgrade Tools\UpgradeDownload,exe)

4.画面左上の滑車のアイコンをクリック。

5.Firmware\Firmware.pacを指定。

6.読込みが終了するまで少々待つ。

7.4のアイコンと同一列の右の余白に読み込んだFirmwareの詳細が表示される。

8.画面左下にReadyとなっていることを確認し、P20HDの電源を切る。

(通常のパワーオフ→電源ボタン長押し)

9.P20HDの電源が完全に切れた事を確認し、アップデートツールのアイコン左から3番目の再生ボタンのような→ボタンをクリック。

10.P20HDの音を下げるボリュームボタン(左)と電源ボタンを長押しするとアップデートツールのアップデートが自動で実行される。

11.StatusがFinishまで待つ。

12.電源ボタン長押しでP20HDを起動。

 

以上でアップデート終了。

当方では、Wifiしか使用していないので、SIMでの検証は実施していません。

Firmwareのアップデートでは、通話やSIMでの通信に異常が出る場合が多数上がっているそうなので、上記作業は自己責任にてお願いします。

 

該当ファイルの中身は、Firmwareと言うよりOSなので、Firmと書いてよいのかOSと書いてよいのか分からないので、一応、Firmwareと記載している。

 

Grove - Raspberry Pi 4用スマート農業キット を入手した

最近、Grove系を扱う店舗で入荷すると、直ぐに売り切れてしまう

「Grove - Raspberry Pi 4用スマート農業キット」

を入手しました。

 

 

内容は、各店で説明されているので書く必要はないのですが

念のため、以下のとおりです。

 

Grove Base Hat 

以前から発売されているrasberry pi4用Hatとは違いコネクタ部分は必要最小限で

中央にCPU FANが接続されています。FAN部分はHat基盤に穴が開いており

rasberry pi4 本体のCPUを冷却する仕組みになっています。

また、電源はHatから直接供給されるのでノーマル時のように40PinのGPIOを

使用しません。

 

センサー

温度センサー、土壌水分量センサー、太陽光センサー

温度・湿度センサー、リレー(5V変換可能)

 

その他

ボタンスイッチ、32G USBメモリ、USB TTLシリアル変換

 

説明書等は付属しておらず、基本的には下記のURLからドキュメントを参照し

「MicrosoftFarmBeats」から学んでいくような形になります。

(英語ページになるので、日本語表記が変ですがChrome拡張機能翻訳を)

 

www.seeedstudio.com

 

また、このキットには、Rasberry pi4本体は付属していませんので、別途購入する

必要があります。

(キットにはRasberry pi 4用と記載があるので4を購入したほうが良いでしょう)

 

付属のUSBメモリには、直ぐに稼働できるようにOS及び、キットで使用する各センサー

のドライバ、設定が済んでいます。

 

また、キットには、USB TTLシリアル変換(CH340)が付属してます。

 

そもそも、RaspiにLANやWifiがあるのに、なぜシリアルが必要か開封時点では

不明でしたが、実は、このシリアルでセンサーから得たデータをExcelに展開する

仕組みを実現します。

 

動作の仕組みとしては、今回のキットで取得したセンサーデータをRasberry PIで

データ化し、シリアルのUSB経由でWindows内のExcelへ直接データ転送します。

Excelでは、刻々と取得したデータを表示し直近の値をある行に表示するような

イメージとなります。

 

この取得したExcel内のデータを煮るなり焼くなりするのはユーザー次第と言った

ところでしょう。

 

注意点としては、シリアルから直接データを取得するには、現状ではMicrosoft365を

契約する必要がある?ようです。

ライセンス購入のExcelでも可能かは不明です。

 

メリット

Rasberry PI初心者でも接続が正確に実施できれば、Excel内で環境データを蓄積、解析

する事ができることです。

 

デメリット

デメリットと言うか、問題点になりますが、大きなところで

 

1.ファンの動作音が超煩い。

 動いているRasberryPIが4なので冷却必須になることから我慢するしかないかもしれませんが、ひどい・・・

 

2.RasberryPIと拡張ボードの間には支えるためのステーがあるのですが、本体と床ないし、ボックスまでのステーが無いので別途入手する必要があります。

1でも記載していますが、RasberryPI4の発熱量は前バージョンより高いので、空間が必要です。流石にボード基盤直付けは避けたいところです。

 

3.各種センサーを固定するネジやステーがありません。これも各センサーにあったネジを探す必要があります。一応、Groveからはセンサーステーが別途販売されているので、これを購入すれば問題は解決されます。

 

4.メリットでも記載しましたが、Excelに直接データを反映させる事がキットの目的になります。現状ではMicrosoft365を契約し月額又は年額で継続的に経費が発生します。

 

私は、クラウド等の企業に委託するサービスには否定的です。一度、クラウドサービスを使用し何等かのシステムを構築してしまうと完全固定経費になり、経費削減が不可能になる上に、解約と同時に使用しているクラウドがコアな部分で使用している場合、当然ながらメインシステムも停止してしまい最後の最後までクラウドをやめられない点で、まるで違法薬物のように見えて・・・

ただ、災害等に強い・・・と言いたいところですが、地震等で止まったクラウドもあることからクラウドor内部、どちらが良いのか使う用途によるのでしょうね。

 

話しがそれてしまいましたが、今回使ってみた感想は、穴あけ、ネジサイズを自分で調べられない方、工作が苦手な方にはお勧めしません。

また、数千円ですが月額経費が苦しい方にもお勧めしません。

 

最後に、これだけ大きなファン音が発生する環境で、植物のストレスにならないのでしょうか。。。

ただ、キットで付属するセンサーは、個別でPythonなどでプログラミング可能なので

RasberryPIで開発意欲のある方や経験がある方には、面白いキットだと思います。