昨今のノートPCではCD又はDVDドライブが付いていないものも多く、購入当初の本体内部にリカバリーが内包されている場合があります。
何らかのダメージや間違った操作で、このリカバリー領域が使えなくなってしまった場合に、このUSBインストーラーが役に立つと思います。
最初に、ディストップPCであっても、ノートPCであっても、本体側面、背面又は、別途厚紙などでWindows7のライセンス認証キーがあるか確認してください。
英数文字の5桁で5グループに並んだ文字です。
恐らく、その文字列の上には、Windows7 xxxxx と書かれていると思います。
この文字列が、どこにも存在しない場合、再インストールを諦めるか、別途ライセンスを購入して下さい。
例)
Windows7 xxxxx
xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx-xxxxx
また購入時にリカバリーディスクが添付されていた場合、素直にリカバリーディスクを使った方が良いでしょう。
大抵のリカバリーディスクには、そのPC固有のドライバなどがインストールされた状態又は、ドライバがインストール出来る状態で復活できるようになっています。
但し、リカバリーディスクを使用する際には、それまでに保存した文章ファイルや画像ファイルなど全て消えてしまう事があるので、バックアップは必須です。
次に必要なものは、Microsoft純正のOEMインストールメディアです。
上記のリカバリーディスクとの違いは、ドライバなどのソフトは一切入っていません。
完全に復旧させるには、予め目的のPCのメーカーから、そのPCの型番を元にドライバ一式をダウンロードしzip圧縮されていれば、展開した状態でUSBメモリーなどに保存しておく必要があります。
特に注意しなければならないのは、ChipsetドライバとLANドライバです。
この2つが無い状態で、1台しかないPCに再インストールを行うとインターネットに繋がらないので後から何かが必要になった場合、どうにもならなくなります。
もしも、この状態になってしまって、タブレットなどをお持ちであれば、タブレット経由でドライバをSDカードにダウンロードし、タブレット上で展開。
SDカードをPCに入れ替え、そこからインストールする方法もあります。
但し、PC上でSDカードリーダーを認識する必要がありますが・・・
ここまででMicrosoft純正のOEMインストールメディアが無い場合、紛失してしまった場合、読み込めない傷がある場合でライセンスキーがある場合、前記事を参考にして下さい。
インストールに使用するUSBメモリーの要件は下記の通りです。
USBメモリーのサイズ(容量)は、8Gです。それ以上でも良いのですが、8Gでも実質5G弱しか使いませんので、最低限単位の8Gが良いでしょう。
ここまで揃えたら本題のUSBインストールメディアを作りましょう。
まず、ターゲットのOEMインストールメディアのISOファイルを作ります。
(既にISOファイルをお持ちの場合、ISO化に成功したら まで飛ばして下さい)
簡単に言うとISOファイルと言うのは、DVDなどのディスクに書き込まれている多数のファイルを、仮想的に1つのDVDファイルにしてしまうことです。
圧縮などとは違い、DVD記録されている順に1つのファイルにしてしまいます。
これをISOファイル又は、ISO化と言います。
これを行うには、ImgBurnやFree DVD ISO Makerなどのソフトで作成可能です。
ISO化に成功したら、次は
をダウンロードしてください。
使用方法は簡単で、先程作成したISOファイルを指定し、USBメモリーの場所を指定。
後は実行です。
これだけでUSBインストールメディアが完成です。
あとは、お使いのPCに、完成したUSBメモリーを刺して電源を入れるだけです。
USBメモリーから起動するには、各メーカー毎に
ESCキーを押しながら とか
F12キーを押しながらとか
Cキーを押しながらとか
それぞれなので、説明書を読むかメーカーへ問い合わせして下さい。